パリオリンピックで連勝記録を伸ばしている新霊長類最強女子・藤波朱理選手。
藤波朱理選手の兄は総合格闘家の藤波勇飛(ふじなみゆうひ・28歳・2024年8月現在)さんです。
藤波勇飛さんも元レスリング選手で東京オリンピックの候補になったこともあるすごい選手だということがわかりました。
しかも、競技レスリング引退後はプロの総合格闘家になっていたことを知りびっくり!
総合格闘家に転身していた藤波勇飛さんですが、どうしたわけかここ2年以上活動記録がありません。
今回は藤波朱理選手の兄・藤波勇飛さんの経歴や現在の状況について調査してみました。
・藤波朱理の兄の藤波勇飛の経歴&戦績
・藤波祐飛がなぜ総合格闘家になったのか
・藤波勇飛の結婚&子供について
・藤波勇飛の大学時代の強化費ピンハネ問題について
・藤波勇飛の現在は?
藤波勇飛・現在は総合格闘家
藤波勇飛は総合格闘家
パンクラスHPより
1993年に創設されたパンクラスは日本の総合格闘技団体でスローガンは「ハイブリッドレスリング」です!
プロフィール
名前:藤波勇飛(ふじなみゆうひ)
生年月日:1996年5月27日
年齢:28歳(2024年8月現在)
出身:三重県
身長:176㎝
体重:74kg
血液型:O型
階級:フェザー級
バックボーン:レスリング(フリースタイル)
藤波朱理選手の兄・藤波勇飛さんは中学・高校・大学とレスリングで日本一になった経歴の持ち主なので、その実績を買われ競技レスリング引退後に総合格闘技に進んだものと思われます。
藤波勇飛の学歴
日本レスリング協会公式サイトより
藤波勇飛さんの学歴は下記のとおりです。
三重県四日市市立下野小学校
三重県四日市市立西朝明中学
三重県立いなべ総合学園高校
山梨学院大学
小学校から高校までは妹の藤波朱理選手と同じ学校を卒業しています。
三重県立いなべ総合学園高校のレスリング部は、父・藤波俊一さんが監督を務めています。
大学は藤波朱理選手は日本体育大学なので大学は兄と違う学校を選択しています。
藤波勇飛はプロデビュー戦で判定勝ち
藤波勇飛さんは大学卒業後ジャパンビバレッジに入社し社会人レスリングをしていましたが、2年で退社すると総合格闘家に転身しています。
プロの総合格闘家としてのデビューは2022年5月22日でした。
第28回ネオブラッドトーナメント・フェザー級1回戦の水杉泰誠戦で3-0の判定勝ちを収めています。
藤波勇飛はぎっくり腰で不戦敗した
藤波勇飛さんは、2022年7月にに予定されていた試合をぎっくり腰により欠場し不戦敗となっています。
当時の藤波勇飛さんのXには
自己責任だってのはめっちゃわかってるけど、めっちゃ悔しい。
やっぱりどこかに不安を持ちながらやり続けるのは厳しいってのがわかった。
しっかり治して。
怪我しない体づくりして。
頑張ろう。
今度とも応援お願いします。
しっかり怪我を治して100%で復活出来る様に。
皆さん楽しみにしていてください
藤波勇飛の完全復活劇。
「必ず完全復活してベルト巻きます」
など、けがを治して復帰する決意が熱く綴られていたのですが、2022年10月11日から一切更新がありません。
ぎっくり腰での不戦敗以来、現在に至るまで藤波勇飛さんは総合格闘技の試合には一切出場していませんので、実質的に休業状態なのか自然消滅的に引退されたのかは不明です。
(ちなみに当時所属していた格闘技ジム「EXFIGHT」のホームページに藤波勇飛さんの名前はありません)
藤波勇飛さんのプロ総合格闘家としての試合は2試合で、判定勝ちが1試合と不戦敗が1試合ということになります。
藤波勇飛は元日本代表レスリング選手だった
藤波勇飛は小学2年生でレスリングを始めた
インスタグラムより
藤波勇飛さんは小学2年生、8歳の時にレスリングを始めました。
父・藤波俊一(ふじなみとしかず)さんが元ソウル五輪の候補にまでなったことのあるレスリング選手で、地元三重県でレスリングクラブを主催していたことがきっかけです。
その後、藤波勇飛さんは小学校時代&中学校時代と、華々しい成績を収めます。
- 2007年 – 全国少年少女大会 優勝(5年生34kg級)
- 2008年
- 全国少年少女選抜選手権 2位(5年生36kg級)
- 全国少年少女大会 優勝(6年生36kg級)
- 2009年
- 全国少年少女選抜選手権 優勝(6年生39kg級)
- 全国中学生選手権 優勝(38kg級)
- 2010年 – 全国中学生選手権 優勝(42kg級)
- 2011年
- 全日本ジュニア選手権・カデットの部 優勝(46kg級)
- 全国中学生選手権 優勝(47kg級)
- 2012年 – 全日本ジュニア選手権・カデットの部 優勝(54kg級)
出場する大会ほぼすべてで優勝しているレベルです。
ちなみに藤波朱理選手が4歳でレスリングを始めたのは、兄の練習について行ったことがきっかけだったそうです。
藤波勇飛の高校時代の戦績
父・俊一さんがコーチを務める三重県立いなべ総合学園高校に進学すると、さらに素晴らしい成績を積み重ねていきます。
2013年
全国高校選抜大会 優勝(60kg級)
全日本ジュニア選手権・カデットの部 優勝(63kg級)
インターハイ 学校対抗戦 2位
世界カデット選手権 2位(63kg級)
第68回国民体育大会 少年の部 優勝(60kg級)
2014年
全国高校選抜大会 優勝(66kg級)
全日本ジュニア選手権・ジュニアの部 2位(66kg級)
アジアジュニア選手権 2位(65kg級)
インターハイ 優勝(66kg級)
全国高校生グレコローマン選手権 優勝(66kg級)
第69回国民体育大会 少年の部 優勝(66kg級)
2015年
全日本ジュニア選手権・ジュニアの部 優勝(66kg級)
世界ジュニア選手権 2位(66kg級)
全日本大学選手権 優勝(65kg級)
全日本レスリング選手権大会 2位(65kg級)
高校時代も優勝しまくりで、藤波祐飛さんはとにかくレスリングが強かったことがわかります。
藤波勇飛は大学時代に全日本選手権で優勝している
日本レスリング協会公式サイトより
藤波勇飛選手は特待生として山梨学院大学に進学し、レスリングを続けました。
2016年
全日本ジュニア選手権・ジュニアの部 優勝(66kg級)
全日本学生選手権 優勝(70kg級)
世界ジュニア選手権 3位(66kg級)
第71回国民体育大会 成年の部 優勝(65kg級)
全日本大学選手権 優勝(70kg級)
2017年
全日本選抜選手権 優勝(70kg級)
世界選手権 3位(70kg級)
第72回国民体育大会 成年の部 優勝(74kg級)
天皇杯全日本選手権大会 優勝(74kg級)
2018年
ワールドカップ団体戦 3位
アジア競技大会 3位(74kg級)
全日本大学選手権 優勝(74kg級)
天皇杯全日本選手権大会 優勝(74kg級)
全日本選手権二連覇という実績!
その他の大会も優勝しまくりです。
しかし、大学卒業後に出身大学の監督と思わぬトラブルに巻き込まれてしまいます。(詳細は後述)
大学卒業後はジャパンビバレッジに所属しレスリングを続けますが、大学卒業後のトラブルが戦績に影響してしまったのでしょうか、戦績不振にあえぐことになってしまいます・・・
藤波勇飛は東京五輪代表に選ばれなかった
ジャパンビバレッジHPより
2019年4月のアジア選手権をケガで途中棄権したころから藤波勇飛さんは試合で優勝できないようになってしまいました。
東京オリンピック予選を兼ねる世界選手権代表に選出されるかどうかの試合で負けてしまい、世界選手権に出場することができませんでした。
また2019年12月の全日本選手権にも敗退し、東京オリンピックの代表になることは叶いませんでした。
2020年12月の全日本選手権では階級を替えて79キロ級にエントリーしますが、不戦敗で最下位となっています。
東京五輪の代表選手に選ばれなかったことや成績の不振、ケガの影響などが原因なのかどうかは不明ですが、藤波勇飛さんは2021年3月にジャパンビバレッジレスリング部を退部しています。
藤波勇飛さんがジャパンビバレッジのレスリング部に所属していたのはわずか2年という短い期間でした。
藤波勇飛は大学時代に強化費をピンハネされていた!?
大学の監督が強化費を月々4万円ピンハネしていた
藤波勇飛選手は大学時代の監督との関係が影響して不調に陥り、東京オリンピックに行けなかったという噂が出回りました。
週刊新潮が取材すると藤波勇飛選手は「五輪に行けなかったのは、すべて自分の責任ですから監督を恨んでなんかいません」と言い、別のトラブルが発生していることを打ち明けたのです。
藤波祐飛さんには、特待生として月々の強化費10万円が大学から援助されていました。
しかし、そのうち毎月4万円を山梨学院大学の高田裕司監督が預かるといい通帳と印鑑を没収していたというのです。
他人名義の通帳と印鑑を取り上げるなんてちょっとどうかしてると思う・・・
今ならパワハラ認定間違いないわ・・・
コンプライアンスの関係で一発アウトだよね
しかも、監督が「預かる」と言っていたお金を卒業後も返してもらえなかったというのです。
強化費の預かり分を卒業後に返金して欲しいと頼んだところ、返金を拒否され通帳は捨てたなどと言われてしまったというのです。
さらに吉田沙保里選手のコーチとして有名になった栄和人氏から圧力をかける電話があり「預けていたお金を諦めるように」脅されていたことなども明らかになりました。
藤波勇飛選手の父・俊一さんが交渉した結果、150万円が返金されましたが、この騒動の最中に藤波勇飛選手の成績がまったく振るわなかったことは事実です。
高田監督は日本レスリング協会の副会長・専務理事という要職についていましたが、2021年1月に日本代表コーチたちに支払われていた報酬の一部を協会に寄付させ1400万円もの不適切なお金を流用していたことが判明し降格処分となっています。
現在は日本レスリング協会の役員名簿に高田氏の名前はありません。
藤波朱理選手が兄・藤波勇飛さんと同じ大学に行かなかったのはこの一件も影響しているのかなと思いました
藤波勇飛は引退後、総合格闘家になっていた
格闘ドリーマーズに出演した藤波勇飛さん
社会人レスリングを引退後、藤波勇飛さんはABEMA TVの「格闘ドリーマーズ」という格闘家を目指す若者たちのオーディション番組に出演、総合格闘技の世界に進むこととなりました。
「打撃に磨きがかかればいいいところまで行く」「潜在能力は素晴らしい」「眠れる獅子」と言われ期待されていました。
藤波勇飛さんが総合格闘家への転身をはかったのは、大学時代の金銭ピンハネ問題でレスリング協会との確執が生まれてしまったこともきっかけになっているのではないかと思います。
藤波勇飛さんが総合格闘家としてプロの試合に出場したのは2022年5月の一度だけです。
インスタグラムのアカウントは削除されておりXの更新も2022年で止まっていますので、現在は活動休止中なのか引退しているのか不明です。
藤波勇飛・現在は結婚して嫁と子供がいる
結婚相手(嫁)が誰なのか、子供の性別に関して一切公表されていないため、詳しいことはわかりませんでしたが、藤波勇飛さんには現在6歳になる子供がいるのです。
藤波朱理選手は中学生の時には甥っ子もしくは姪っ子が生まれたことになります。
中学生で叔母さんになっていたなんて・・・ちょっとびっくりです。
大学時代の藤波勇飛さん、めっちゃイケメンでアイドルみたい・・・!
これは女の人たちにモテたはず・・・
藤波朱理と兄・藤波勇飛の現在の関係は?
藤波朱理のインスタグラムに兄・藤波勇飛が登場していた
インスタグラムより
藤波朱理選手のインスタグラムに家族が登場することはほとんどありません。
コーチとしての父・藤波俊一さんが写っていることはありますが、母親は一度も登場していません。
兄・藤波勇飛さんは子供時代の写真が一枚、もう一枚の画像が2019年12月31日に京都で撮影されたものがありました。
一緒に神社を参拝した様子が投稿されており、5年前は仲の良い兄妹であったことがわかります。
2019年12月と言うと藤波勇飛さんは大学を卒業してジャパンビバレッジに入社して社会人レスリングに打ち込んでいた頃で、東京五輪の代表選考から脱落した時期でもあります。
しかしそれ以来、兄・藤波勇飛さんはインスタグラムにまったく登場していませんので、現在の藤波朱理さんと兄・藤波勇飛さんとの関係がどのようになっているのかは不明です。
藤波勇飛はパリ五輪の応援に行っていない
藤波朱理選手のパリオリンピックでの試合会場に母・千夏さんの姿はありましたが、兄・藤波勇飛さんはいませんでした。
父は藤波朱理選手のコーチなのでセコンドについていらっしゃいました。
試合後、家族で食事をする様子がテレビ番組で取材されていたのですが、その席に兄・勇飛さんの姿がなかったことからもパリに妹の応援にいっていなかったことがわかりました。
アサ芸プラスに【いつの間にか「タブー」になっていたレスリング圧勝金メダリスト藤波朱里の「身内話」】という記事が出ていました。
(藤波勇飛は)格闘家転向後、アマチュアで1勝2敗、プロで1勝1敗の成績を残すと、2022年7月に予定されていた試合をぎっくり腰で欠場し、不戦敗に。
その後、プロのリングに上がった記録は残されていない。
スポーツ紙記者が語る。
「不戦敗になった後、腐ってしまい、さらにはジム内でトラブルを起こすなどして音信不通状態に。格闘家を引退したようです。そんな状況もあってか、藤波に兄のことを聞くのはいつの間にかタブーになってしまいました。どこかで妹の金メダル獲得を喜んでいるんでしょうが…」
驚くことに、藤波朱理選手は現在、兄・藤波勇飛さんと音信不通だというのです。
藤波朱理選手のご両親にとっては藤波勇飛さんのお子さんは初孫ということもあり、ちょっと心配になってしまいます・・・
藤波勇飛の現在は?についてまとめ
藤波朱理選手の兄・藤波勇飛さんの経歴&現在の状況について調べてみてわかったことは・・・
・藤波朱理の兄・藤波勇飛は小学校時代からめちゃくちゃ強いレスリング選手だった
・大学時代に全日本選手権を連破していた
・東京オリンピック代表の有力候補だったが選出されなかった
・大学時代に学生結婚して現在は嫁と子供がいる
・大学時代の監督に強化費をピンハネされていて卒業後にトラブルになっていた
・社会人レスリングを引退した後、総合格闘家になっていた
・プロの総合格闘家としての試合は実質1試合のみで、その後は2年以上試合に出ていない
・現在は怪我の療養中なのか、総合格闘技を引退しているのかどうかは不明(引退説が有力視されている)
・パリ五輪の応援には行っておらず、現在は家族と音信不通との噂
妹・藤波朱理選手は兄・藤波祐飛さんがいなかったらレスリングをしていなかったかもしれません。
連勝記録更新中で「新霊長類最強女子」とまで言われている藤波朱理選手のオリンピックでの活躍を、どこかでご覧になっていることと思います。
兄・藤波勇飛さんも素晴らしい才能とポテンシャルを秘めたレスリング選手だったのですから、そのうち指導者などでレスリングと関わるようになられるかもしれませんね。
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