パリオリンピック柔道男子100キロ級に出場するウルフアロン選手。
東京オリンピックで金メダルを獲得しており、今回2連覇を狙っています。
ウルフアロン選手は東京都葛飾区出身ですが、現在は佐賀県に住んでいます。
ウルフアロン選手は東京生まれの東京育ちなのですが、何か佐賀とゆかりがあるのでしょうか?
「なぜウルフアロン選手は佐賀県に移住したのか?」ということがとても気になってしまいました。
ウルフアロン選手の佐賀移住について調べてみたのですが、なんだか引退をほのめかすようなことをおっしゃっていて・・・
ウルフアロン選手の引退説についても調査してみました!
ウルフアロンが佐賀に移住していた
ウルフアロンは佐賀県民になっていた
ウルフアロン選手は父親がアメリカ人のウルフジェームズさん、母親が日本人の美香子さんで、生まれたのは東京都葛飾区です。
東京生まれ&東京育ちのウルフアロン選手、なぜ佐賀に住んでいるのでしょうか?
ウルフアロンが佐賀に移住したのは国スポのためだった
今年(2024年)10月に佐賀県では国民スポーツ大会(国スポ)が開催されることになっています。
国スポとは国体が名前を変えたもので、今年の国スポが第1回大会となります。
佐賀県は自県で開催される記念すべき第1回国スポで優勝を目指しているのですが、昨年の鹿児島国体で3位でした。
そのため、佐賀県が国スポで優勝するために今以上に選手強化をしたいと考え、ウルフアロン選手に佐賀県選手団の一員として出場して欲しいと要請しました。
これには佐賀県柔道協会も大喜びの様子で、小形健二会長は「手薄だった成年男子の重量級でこれ以上ない補強ができた。女子と少年男子の3種別全てで勝ち、総合優勝したい」と話していました。
ウルフアロンは国スポ(国体)に出てみたかった
ウルフアロンのユーチューブチャンネルより
ウルフアロン選手は佐賀からの申し出を受けて、「縁もゆかりもない佐賀から自分がでることは賛否両論あると思う」と言いながらも、「僕自身、現役生活もそんなに長くないと思っているし、国体に出たかったというのもある。自分の気持ちと佐賀県の気持ちが合致した」ことが佐賀に拠点を移して、佐賀代表として国スポに出ることになった理由だと話していらっしゃいました。
ウルフアロンで選手が最後に国体に出場したのは高校3年生の時、千葉代表選手だったそうです。
ウルフアロン選手は決勝で神奈川代表に敗れたそうで、「いつかまた国体に出てみたい、国内で団体戦に出場してみたい」という思いが強かったそうです。
国際大会を主戦場とするウルフアロン選手を国内大会で見られることはめったにないので、「僕が出ると盛り上がると思う。柔道を盛り上げるためにも国スポに出たい」と話しておられました。
ウルフアロン選手のユーチューブチャンネルに関する記事はこちらからどうぞ↓
ウルフアロンは引退も考えている?
デイリースポーツより
咲いほどの動画の中でウルフアロン選手は、「現役生活も長くない、あと何回試合できるかわからない、日本の国内で試合するのが最後になるかも・・・」などと話しておられることから引退も視野に入れておられるのかな・・・?と思いました。
銅メダルでも、野瀬清喜(84年ロス五輪86㎏級)が32歳の誕生日の前日に獲得したのが最高齢記録です。
そのことから考えても、柔道でメダルを獲れる選手は30~32歳がギリ上限であるといえます。
競技としての柔道のメダリストはほとんどが20歳代で、30歳代のメダリストになるのはとても難しいと言われています。
ウルフアロン選手は1996年2月25日生まれで現在28歳です。
4年後のオリンピック時の年齢は32歳なので、今回のパリオリンピックがメダルを狙える最後の機会とも言えます。
そのため「現役生活も長くない」というような引退をほのめかすようなことをおっしゃっていたのだと思います。
【9/3日追記】ウルフアロン・正式に引退を表明
2024年9月2日、ウルフアロン選手は出身地であるの東京・葛飾区役所を表敬訪問しました。
その時のインタビューで、来年(2025年)6月の全日本実業団体対抗大会を最後に第一線から退く意向を明らかにし、初めて公の場で引退を表明しました。
ウルフアロン選手は、昨年(2023年)4月からパーク24に所属しており、パーク24が日本一を目指している大会まで現役を務め引退するのだそうです。
悔いはないです。あったら引退しない。最後は来年6月(実業団体対抗)と決めている
世界最高峰の舞台・パリ五輪を最後に引退しなかった理由として、
楽しみながら柔道をやる期間を作りたかった
海外ではなく(ファンや恩人らが大勢観戦できる)日本での試合を最後にしたかった
・・・と発言。
日本での試合を自身の引退試合にしたかったと話していました。
ウルフアロン選手、義理堅いよね・・・!
ますますファンが増えるんじゃない!?
ウルフアロンが出場する佐賀国スポとは
柔道は佐賀市のSAGAサンライズパーク・SAGAアリーナにて、10月12日~14日の3日間開催されます。
国内大会でウルフアロン選手の試合を見られるまたとないチャンスです!
しかも、観戦料金は無料なのです!
ウルフアロン選手も日本国内で試合するのは最後になるかもしれないと引退をほのめかすようなこともおっしゃっています。
もし、ウルフアロン選手がオリンピック2連覇で出場というようなことになったら、ものすごい盛り上がりとなることは間違いないと思われます。
佐賀で開催される国スポに関しては、こちらをご覧ください→★
ウルフアロンは佐賀で熱烈歓迎されている
佐賀新聞より
ウルフアロン選手は現在は佐賀を拠点に活動されています。
佐賀に縁もゆかりもない自分が「佐賀選手団の一員」として国スポにでるというのは賛否両論あるとおっしゃっていましたが、少なくとも佐賀県民はとても喜んでいるようです。
ウルフアロン選手は佐賀県内の高校などで柔道の指導もされているようで、柔道金メダリストが佐賀にくてくれたことを佐賀の人たちも喜んでいるようです。
学校の部活の柔道部にウルフアロン選手が指導に来てくれるって、超スゴイよね!
ウルフアロン選手の壮行会が佐賀で開かれたときには500人以上の人たちが集まりました。
ウルフアロン選手も佐賀での生活を楽しんでいるようで、
佐賀に来てからの印象は、僕は食べるのが本当に好きなので、お寿司だったりおにぎりだったりとかおいしいものを毎日食べられてすごく幸せな気持ちでいっぱいです
と、パリオリンピック壮行会で話していました。
また、佐賀の人たちもウルフアロン選手が佐賀県民・佐賀市民になったことについて・・・
東京五輪金メダリストが佐賀県民として出場してくださることは
とても頼もしいです!
オーラも凄ければ、体もデカい💪
ウルフアロンさんを初め、国スポに出られる
選手の皆さん頑張って下さい🙇♀️
壮行会でひとりひとりと写真撮影してくれて人柄もいい!
佐賀に来てくれて本当に嬉しい
佐賀の人たちから心から歓迎されているウルフアロン選手、壮行会では意気込みも熱く語っていました。
自分自身やりたいことをやっているのもありますし、これだけ応援してもらえるのもすごく力になるので、全てをエネルギーに変えてやっていきたい
また、ウルフアロン選手は佐賀市のホームページにもオリンピックに向けての意気込みを語っていました。
柔道100Kg級日本代表のウルフアロンです。
オリンピックでは必ず金メダルを獲得し、2連覇を達成したいと思います。
佐賀市民の皆さまの応援が力になるので、変わらぬご声援よろしくお願いします。
ウルフアロンが佐賀になぜ移住したのか?まとめ
olympics.comより
今回、ウルフアロン選手がなぜ佐賀に移住したのかについて調査してわかったことは・・・
・ウルフアロン選手は佐賀とは全く縁もゆかりもない
・ウルフワロン選手は佐賀で開催される国スポに出場するため引っ越した
・ウルフアロン選手の佐賀移住を佐賀県民は大歓迎している
佐賀の皆さんもウルフアロン選手の金メダル獲得、オリンピック2連覇を願っていらっしゃることと思います。
パリオリンピックで金メダルを獲得して、佐賀県に凱旋してください!
ご活躍を楽しみにしています。
ウルフアロンメダル獲得ならず・次の試合は佐賀国スポ!
パリオリンピックの準々決勝で敗れたウルフアロン選手は敗者復活戦にのぞむも、スペインのニコロス・シェラザディシビリ選手に負けてしまいました。
延長戦に突入する死闘を繰り広げたウルフアロン選手は惜しくも3位決定戦に進むことはできませんでした。
試合後のインタビューで
東京オリンピックのあと一度はやめようとしていた柔道だったが、この舞台に戻ってくることができて良かった
と、言葉に詰まりながら・・・涙を流しながら話していらっしゃいました。
一度は引退も考えていたということを知り、かなり驚きました・・・
ウルフアロン選手の次の試合は佐賀の国スポということになるのではないかと思います。
柔道のすそ野を広げるために東京オリンピックのあともテレビ出演したりたくさんの取材を受けたりと、広報活動にも貢献したウルフアロン選手、これからも頑張ってください!
本当にお疲れさまでした!!