パリオリンピック柔道男子100キロ級に出場したウルフアロン選手(28歳・2024年8月現在)。
準々決勝で敗れ敗者復活戦にのぞむも、大激闘の末惜しくも敗れてしまいました。
東京オリンピックに続く2大会連続金メダルを狙っていただけに、ウルフアロン選手本人も試合後は無念さをにじませていました。
以前「引退後はプロレスをやりたい、新日本プロレス希望」と言っていたのですが今もその気持ちは変わっていないのか?
調査してみました!
【8/22追記】ウルフアロン選手が引退を明言!
2025年6月にウルフアロンは引退する
パリオリンピック柔道団体銀メダリストのウルフアロン選手が来年(2025年)6月の実業
柔道団体対抗大会を最後に引退することを明言されました。
10月の佐賀国スポ(国体)で初めて成年男子の部に出場して、最後に来年6月の実業柔道団体対抗大会で、所属先の『パーク24』の初優勝に貢献したいと考えています
・・・と、日刊ゲンダイの取材に答えていらっしゃいました。
今年(2024年)10月に佐賀で行われる国スポ(国体)に出場するために、すでに佐賀に移住しているウルフアロン選手。
最後の試合が来年の6月になることがわかり、引退後の進路にも注目が集まっています。
フアロンはパリオリンピック前に引退を考えていた
体重激増時のウルフアロン選手・インスタグラムより
パリオリンピックで東京に続く2連覇を狙っていたウルフアロン選手は準々決勝で敗れ敗者復活戦にまわるも、スペインの選手に敗れてしまいました。
そのため、2大会連続金メダルどころか銅メダル獲得もなりませんでした。
試合後、ウルフアロン選手は
(東京五輪後)一度はやめようと思った柔道だったけど、結果を残すことはできなかったが、この舞台(オリンピック)に戻ってこれてよかった
と、言葉を詰まらせながら涙とともにコメントされていました。
東京オリンピックのあと、ウルフアロン選手は引退も考えていたそうなのです。
というのも、体重が125キロにまで増え減量で苦しむことになってしまったのです。
その結果、国内大会でも海外の試合でも勝つことができず、パリオリンピックの代表になることさえ危うくなってしまったのです。
アロンウルフ選手がパリオリンピックの代表に決まったのは今年(2024年)の2月のことでした。
柔道すべての階級の中で一番最後に掴んだ代表権だったのです。
まさに「ギリギリで滑り込んだ」状態でした。
ウルフアロン選手・パリ五輪前にユーチューブでも・・・
ウルフアロン選手は、現在、佐賀県に住んでいます。
佐賀で開催される第1回国民スポーツ大会(国民体育大会の名称が変更になった)に佐賀県代表選手として出場するために、佐賀県佐賀市に拠点を移していらっしゃるのです。
ウルフアロン選手が佐賀県代表として国スポに出場することがきまり、ウルフアロン選手は自身のYouTubeチャンネルでそのことを報告されていました。
その中で「現役生活もそんなに長くないと考えている」と話されていました。
この時は、佐賀の国スポを最後に引退を視野に入れていらっしゃるのかもしれないな・・・と思いました。
ウルフアロンが引退を決めたのはいつ?
ウルフアロン選手は敗者復活戦で負けてしまった
日テレより
ウルフアロン選手は準々決勝で敗れ、敗者復活戦にまわり銅メダルを目指しましたがスペインの選手に6分47秒の激闘の末、惜しくも敗退してしまいました。
柔道男子100キロ級でのオリンピック2連覇は前例がないことで、ウルフアロン選手は「2連覇」という偉業に挑んでいたのですが夢は叶いませんでした。
試合後のインタビューで
たくさんの人が応援してくれていることがわかっていた大会でありましたし、(パリオリンピックを)僕の柔道人生の集大成にしたかったので、心残りはあります
と話していました。
ウルフアロン「心残りはない」
パリオリンピック個人戦で敗れた後のインタビューで「心残りはある」と答えていたウルフアロン選手ですが・・・
試合直後はまだ気持ちの整理がついてなかったし、何か言おうと決めていたわけではなかったので、『心残りはある』って言ってしまったんですけど、冷静に考えたら『やっぱりねえな』と(笑)
心残りは全くないそうです!
パリ五輪の柔道場にあおむけになり天井を見上げた時に「やり切った」という気持ちになったそうです。
「これ以上やれたのか?」と思い返しても、そうは思わなかったと・・・
負けて悔しいときは「もっと頑張れたはず」と思うときで、その気持ちがわかなかったことから引退を決意されたというのです。
柔道選手の引退は何歳?
インスタグラムより
競技スポーツとしての柔道は、思いのほか選手生命が短いと言います。
オリンピックに限ると金メダルを獲った最高年齢は、ロンドン五輪・韓国の宋大男(ソン・デナム)選手で33歳118日でした。
日本人で最年長の金メダリストは、内柴正人選手で30歳54日でした。
柔道選手としてのピークは20代で、30歳を超えるとオリンピックで優勝することは非常に稀なのです。
まず日本代表に選ばれるためには次々と出てくる10代後半から20代の若手に勝たなければならず、オリンピックに30代になって出場できることがそもそも困難なのです。
そのため、柔道選手が競技から引退する年齢は20代後半が一般的だと言われています。
ウルフアロン・引退後はプロレスに転向!?
ウルフアロン「引退後にしたいことはプロレス」と言っていた
東京オリンピックの翌年(2022年)、テレビ番組に出演したウルフアロン選手は「引退後に何をやりたい?」とたずねられ、
プロレスですね
と即答していました。
また希望する所属団体についても
新日がいいいです
と、新日本プロレスへ逆オファーをかけていたのです。
実際、プロボクシングや総合格闘技やプロレスなどは、40歳代の世界チャンピオンが何人も存在します。
また、柔道を引退した後にプロレスや総合格闘技に転向した選手もたくさんいらっしゃいます。
柔道から総合格闘技に転向した吉田秀彦は「僕は柔道で通用しなくなった選手なんです。でも総合(格闘技)では、こうやって戦える……不思議な世界ですよね。もし、まだ通用するんだったら僕は柔道を続けていましたよ」と言っていました
(INSIDE格闘技 近藤隆夫 2008年11月6日)
ウルフアロン選手がテレビで「プロレスがやりたい、新日がいい」と発言したことをうけ、新日本プロレスの永田裕志選手は
ウルフ選手、是非うちにお願いしますゼァ!!
とXに投稿、それに対してアロンウルフ選手は
もう少し考えますゼァ!!
と返信していました。
ウルフアロン選手は、ガチで新日本プロレスから勧誘を受けていました!
2年前と気持ちが変わっていなければ、ウルフアロン選手はもしかしたら引退後に本当にプロレスの道に進まれるかもしれません。
ウルフアロンはプロレスファン
2022年1月、プロレスのゲスト解説をしたウルフアロン選手は、悪役レスラーから挑発され「一瞬行こうかと思いました」とコメントしていました。
その時にプロレス転向について質問されたウルフアロン選手は
柔道引退するまで待ってください
また、リングネームに関しても
そのままリングネームみたいな名前ですからね、一切変える必要がないですから(笑)
と、笑いも取っていました。
格闘技ライターのホリエガンツさんはウルフアロン選手の引退後のプロレス転向を期待しているそうで
今プロレス界ではヘビー級のスターが求められており、ウルフならプロレスに興味のない世間へのアピール力も申し分ない。
次に目指しているパリ五輪後に、ぜひリングで戦うウルフ選手の姿を見てみたい
と話していらっしゃいました。
ウルフアロンにプロレスファンからラブコールが殺到!
スポーツ報知より
ウルフアロン選手がパリオリンピックの敗者復活戦に敗れた後、Xにはこのようなコメントが並んでいました。
パリ五輪後の新日本プロレス入団、待ってます
ウルフアロンくん、
プロレスおいで~
プロレスはいいよ~
ウルフアロン、、、負けちゃったけど、、
引退後は新日本プロレスに入ると言ってるので、 カートアングル以来の金メダリストプロレスラーが見たいぞ!!
ウルフアロンお疲れ様
ぜひ胸を張ってプロレス界に来てくれ
プロレスファンたちからの熱いラブコールがガンガン投稿されています!
もしかしたら、ウルフアロン選手がプロレスラーになる日がやってくるかもしれませんね。
【8/20追記】ウルフアロンに新日本プロレスが接触⁉
ウルフアロン選手が新日本プロレス入りをはたすと、レスリングで1992年バルセロナ五輪に出場した中西学以来、32年ぶりとなるオリンピアンのプロレス転向が実現することに・・・!
本的にアマレスベースの選手が多い中で、柔道ベースの選手が入ると、また違う化学反応があって面白いと思いますね。荒々しいイメージもあるので、戦う魂があるというのは非常に魅力的です。
名前もリングネーム感すらあって、すでにアドバンテージがあるというか。
日本でも米国でも活躍できそうな名前じゃないですか
・・・と、棚橋社長もウルフアロン選手にかなりのポテンシャルを感じ取っておられるようで、「有名選手なだけに契約金のことも考えなくては」と、かなり前向きに引退後のウルフアロン選手獲得へ向けて水面下で動いておられるようです。
東京スポーツの直撃取材を受けたウルフアロン選手も
(引退後プロレス転向の)可能性はなくはない。
まだ明言は避けさせていただく。
また何かある時は、僕から発表しますので
・・・と明言は避けたものの、新日本プロレス入りの可能性を否定していませんでした。
以前からプロレスに転向するならば新日本プロレスを希望していたウルフアロン選手なだけに、引退後の動向に注目が集まります。