水原一平訴状｢ブックメーカー2｣は誰？元エンゼルス･フレッチャーどうした？

大谷翔平選手の元エンゼルス同僚で「親友」と言われていたデビッド・フレッチャー内野手（29歳・2024年5月現在）が、違法ブックメーカーでスポーツ賭博を行っていたことが発覚しMLBの調査を受けています。

ネットでも「フレッチャー、いったいどうした！？」と、大谷翔平選手の一番の仲良しだったフレッチャー選手を心配する声も聞かれます。

「フレッチャーは自分のお金で賭博してたんだから一平とは違う」「フレッチャーはせいぜい罰金どまり」などの声も多く寄せられていますが・・・

しかし今回、新たにフレッチャー内野手の親友・コルビーシュルツ氏が水原一平被告の訴状に出てくる「ブックメーカー3」であることも判明し、フレッチャー内野手が今回のギャンブルスキャンダルにもっと深く関係しているのでは？ということになっているのです。

訴状の「アソシエイト１」もアメリカのリアリティ番組に出ている有名人・ライアンボヤジアンだったことがわかり、改めて人間関係を整理しておこうと訴状を読み返していたところ・・・

「ブックメーカー2の正体って、まさか〇〇〇！？」と思えるようなところが出てきました。

今日は、水原一平被告の訴状原文に出てくる「ブックメーカー2は誰なのか」について考えてみたいと思います。

水原一平訴状原文の登場人物を再確認してみた【どうした？フレッチャー】

水原一平被告の訴状に出てくる人物の名前は「水原一平」だけで、あとは全部誰なのか実名は記されていません。

訴状に出てくる関係者などで現在わかっている人物などは下記のとおりです。

水原一平訴状原文でわかっていない人はこの3人です。

まだ、誰なのかはっきりとわかっていないこの3人の中で、重要なカギを握っているのが「ブックメーカー2」です。

水原一平被告の訴状の中で「数百ページのテキストメッセージの記録があった」とされている「ブックメーカー2」が誰なのか？

今から推理していきたいと思います。

水原一平訴状原文の違和感【どうした？フレッチャー】

水原一平の訴状で感じたブックメーカー２との馴れ馴れしさ

水原一平被告の訴状の原文（英語）を初めて読んだ時、いくつか腑に落ちないところがありました。

一番最初に感じたのは「友達じゃあるまいし、この馴れ馴れしいメッセージのやりとりは何なの！？」ということでした。

ブックメーカー＝違法賭博サイトの運営者とのやりとりにしてはお気軽すぎる・・・というか、友達とのやりとりを見ているかのような印象だったのです。

訴状原文によると水原一平は最初「ブックメーカー2」としかやりとりをしていなかった

訴状原文を読むと、水原一平被告は最初は「ブックメーカー2」としかやりとりをしていませんでした。

水原一平被告の訴状の原文で、一番最初に「ブックメーカー2」が出てくるところは下記の記述になります。

水原一平被告は2021年9月8日に違法賭博サイトのアカウントナンバーを手に入れました。

そして、訴状に書かれていた胴元たちとのテキストメッセージのやりとりは9月24日のものが最初でした。

今回の訴状には水原一平被告とブックメーカーたちのすべてのやりとりは書かれていないのですが、このほかにも数百のメッセージのやり取り記録が残っていたそうです。

訴状には水原一平容疑者以外の個人名は一切記載されていません。

メールのやり取りをしていたのは「ブックメーカー１」（マシュー・ボウヤー）と彼の仲間である「ブックメーカー２」の2人です。

水原一平訴状にはこのように記載されていました。

水原の携帯電話には、ブックメーカー1に関連付けられているとわかっている電話番号、およびブックメーカー1の代理人またはパートナー（以下、「ブックメーカー2」）に関連している電話番号のメッセージ履歴があり、そこには数百ページのテキストメッセージが含まれていた

数百ページ分のやりとりメッセージがあったなんて・・・

びっくりです。

マシューボウヤーとのメッセージの中に感じた違和感

違法ブックメーカーのマシューボウヤー氏と水原一平被告とのメッセージのやりとりが始まったのは2022年2月28日でした。

マシューボウヤー氏と直接やりとりをしていた時に、ボウヤー氏からのメッセージの文面に「ブックメーカー2」が一度だけ登場します。

一番最初に水原一平被告の訴状原文を見た時に、このブックメーカー２が出てくるメッセージの意味が分からなかったのです。

今、ブックメーカー３がコルビーシュルツ氏だったことが判明したので、そのことを踏まえて見直してみると「あー、そういうことね・・・」とようやく納得できたのです。

水原一平訴状原文の「ブックメーカー2」とのメッセージやりとりの違和感【どうした？フレッチャー】

水原一平訴状原文ブックメーカー2とのやりとりの違和感①LOLってどうなの？

2021年9月24日（金）水原→ブックメーカー２

チェックポイント①友達でもないのに「LOL」ってどうなの？

文末のLOLというのは”laughing out loud“の頭字略。

大笑いの意味です。

英語のインターネットにおけるメールやメッセージ等で使用されるもので、日本語で言うところの（笑）とかwwwとかにあたります。

この取引を通じて知り合った違法賭博サイトの運営スタッフに（笑）とかwwwとかメッセージで送るのは違和感しかないのです。

水原一平被告とブックメーカー2が「まるで友達みたいだな」と思ったのです。

39歳の大人（当時は36歳）がつい最近知り合った相手に送るメッセージとしてはちょっと違和感があったのです。

でも、逆に「この二人が友達同士」だったならば、何もおかしくないのかなと・・・

水原一平訴状原文ブックメーカー2とのやりとりの違和感②支払い方法の確認もしないで違法賭博を始めていた

引き落としと支払いはどうやって行われるの？

チェックポイント②水原一平は支払い方法も賞金の受け取り方法も知らないままギャンブルを始めていた

水原一平被告は、違法ブックメーカーでの支払い方法などの確認もしないままアカウントを発行してもらってギャンブルを始めているのです。

ブックメーカー2が「先週、君は負けていた」と言っているので、曜日を考えると9月13日（月）から19日（日）には、すでに違法ブックメーカーで賭けをスタートさせていたことになります。

ブックメーカー2は「先週」と言っていますが、水原一平被告は9月8日のアカウント取得後、すぐに賭け始めていたのではかろうかと思いました。

違法ブックメーカーの胴元・マシューボウヤーが「水原一平の担当」としてブックメーカー2をつけたとするならば、水原一平被告とブックメーカー2は「初めまして、これからよろしくお願いします」の関係なはず。

もし、上司に担当としてあてがわれたとするならば、「取りっぱぐれ」は絶対に避けたいに違いないので、事前に支払い方法の確認などをしたうえでアカウントを発行すると思うのです。

水原一平被告が、違法賭博のお金の支払い方も勝った時の賞金の受け取り方も知らないまま、いきなりギャンブルを始めていることにかなりの違和感がありました。

水原一平訴状原文ブックメーカー2とのやりとりの違和感③水原一平とマシューボウヤーはお互いの連絡先を知らなかった

2021年10月28日（木）ブックメーカー２→水原

この日、大谷翔平選手は、MLBの選手間投票で選出される「プレーヤーズ・チョイス・アワード」の年間最優秀選手に日本人戦として初めて選出されています。

2021年10月31日（日）水原→ブックメーカー２

チェックポイント③水原一平被告とマシューボウヤー氏は直接連絡をとりあうことができなかった

この水原一平被告とブックメーカー2とのメッセージのやりとりから、マシューボウヤー氏は言いたいことがあってもブックメーカー2を経由してしか水原一平被告と連絡を取っていなかったことがわかります。

また、水原一平被告も「ボウヤーに僕が謝っていたいたことを伝えてほしい」と言っていることから、水原被告はボウヤー氏の連絡先を知らなかったと思われます。

水原一平訴状原文ブックメーカー2とのやりとりの違和感④メッセージの内容が馴れ馴れしすぎる

2021年11月2日（火）ブックメーカー２→水原

この2日後のメッセージのやりとりで「今日本にいる」と言っていることから、この日はすでに日本にいたか、もしくはこの日か翌日に日本に飛び立ったと思われます。

おい、マシューボウヤーが（お金を）送ったかどうか聞いてきたぞ

チェックポイント④「YOUをU」「お尻を痛くならせてごめんね」なんてよほど親しくないと使わない

水原一平訴状原文ブックメーカー2とのやりとりの違和感⑤F＊CKはダメでしょ・・・

2022年1月15日（土）水原→ブックメーカー2

チェックポイント⑤F＊CKは放送禁止用語、借金相手に使う？

水原一平被告のメッセージに出てくるFワード・・・

お取引相手にはまず使いません。

放送禁止用語レベルの4文字ですから・・・

それをやりとりメッセージに書いちゃってるってことは「悪友」レベルの相手ですよ、ブックメーカー2は！

しかも文末に「LOL」＝（笑）が再び登場しています。

違法ギャンブルで負けてすっからかんになってお金を全部持っていかれて、766万円の借金を申し込んでいるわけで・・・

こんなふざけたメッセージで借金の依頼をする人っていますか？

水原一平被告とブックメーカー２は「違法賭博サイトの担当者と顧客」ではなく、友達なんじゃないかな・・・という疑惑が確信に変わってきたのです・・・

水原一平訴状原文ブックメーカー2とのやりとりの違和感⑥違法賭博アカウント取得から６カ月経過するまで一平とボウヤーは直接連絡していない

水原一平被告が「大谷マネー」に初めて手を付けたのは2021年11月10日だと思われます。

11月4日から11月9日までの間、水原一平被告は送金が上手くいかずに苦労していることを何度もブックメーカー２にメッセージしています。

大谷翔平選手の口座に手を付けるための初期設定に苦戦していたということですね・・・

バンク・オブ・アメリカにある大谷翔平名義の銀行口座の連絡先情報を変更したり、ネットバンキングの設定をしたり、ようやく11月10日に大谷翔平選手の銀行にあるお金を送金することに成功します。

その後2022年2月にも送金が上手くいかずブックメーカー2に何度も連絡をとっていましたが、ブックメーカー１であるマシューボウヤー氏とは一切直接の連絡を取っていないのです。

水原一平被告はマシューボウヤーの運営するブックメーカーで賭けをしていましたが、ボウヤー直接の客ではなくブックメーカー2の客だったのではないでしょうか・・・

水原一平訴状原文のマシューボウヤーとのメッセージのやりとりの違和感【どうした？フレッチャー】

水原一平訴状原文・マシューボウヤーが水原一平に送った初メッセージは借金の催促だった

違法ブックメーカーの胴元＝元締めのマシューボウヤー氏が水原一平被告に初メッセージを送ったのは2022年2月28日のことでした。

毎週日曜日がマシューボウヤー氏の違法ブックメーカーの清算日になっていることは、ブックメーカー2とのやりとりでわかっています。

マシューボウヤー氏は日曜日に振り込みがなかったために、直接、水原一平被告に連絡をとったものと思われます。

2022年2月28日（月）ブックメーカー1（マシューボウヤー）→水原

水原一平訴状原文・マシューボウヤーとのやりとりで感じた謎部分

水原一平被告の訴状を呼んだ時に何のことやら理解できなかった部分が下線のところです。

ブックメーカー2というのは、マシューボウヤーの部下だと思っていたのですが、フリープレイ（タダでギャンブルできる特典）を「ブックメーカー2にあげようと思っていた」とメッセージに書いているのです。

どういうことなの？と思っていたのですが、今回、コルビーシュルツが「ブックメーカー3」だということがわかり、ようやく腑に落ちました！

コルビーシュルツ（29歳・2024年5月28日現在）はマイナーリーグの野球選手。

元エンゼルスのフレッチャー内野手とは同じ年で学生時代からの親友。

しかも、元は「マシューボウヤーの違法ブックメーカーの顧客」だったのです。

つまり「顧客がブックメーカー化する」ということがわかったのです！

「ブックメーカー3＝コルビーシュルツ」ということを踏まえると「ブックメーカー2」の人物も元はこの違法賭博サイトの顧客でブックメーカー化した可能性が高いのです。

水原一平訴状原文の「ブックメーカー2」は･･･まさか〇〇〇？【どうした？フレッチャー】

いったいどうした？フレッチャーは黒幕側だった？

今回の検証結果でわかったことは・・・

この条件を満たす人物となると、私はこの人しか思い浮かびません・・・

元エンゼルスのデビッド・フレッチャー内野手（29歳・2024年5月現在）！！

いったいどうした？元エンゼルスのフレッチャーが黒幕側「ブックメーカー2」だと考える理由

水原一平被告の訴状を検証した結果、元エンゼルス・フレッチャー内野手がブックメーカー2だとするならばすべてが違和感なく収まることに気づきました。

どうしたらこんな偶然がおこりますか！？

なども含め総合的に判断すると、どうしたってフレッチャー内野手以外の人物がブックメーカー2とは考えにくいのです・・・

この「ブックメーカー2＝フレッチャー」という推理が外れてくれた方が、大谷翔平選手への精神的ダメージがないので喜ばしいのですが・・・

今後の調査でフレッチャー内野手が違法賭博にどのように関わっていたのか、ブックメーカー2なのか、そうじゃないのかも判明することと思います。