大谷翔平選手の元・通訳の水原一平氏がアメリカの検察当局に訴追されることがわかりました。
水原氏が大谷選手の口座から流用していたお金は今まで450万ドル=6億8000万円とされてきた被害額ですが、なんと1600万ドル=24億5000万円だったのです!
水原一平が起訴された=これから被告人になる?
カリフォルニア州中部地区のE・マーティン・エストラーダ連邦検事はこのように述べました。
つまり、「水原一平が勝手にやった」ということですね。
当局は水原を銀行詐欺の罪で訴追しています。
水原容疑者は明日(4月13日・現地時間4月12日)に裁判所に出頭することになっているそうです。
罪を認めるのか?否認するのか?
裁判所で起訴されることになれば・・・
訴状には、水原容疑者が違法ブックメーカー・マシューボウヤー氏に対して「大谷選手からお金を盗んでいる」ことを認める旨も記載されているということです。
水原一平容疑者は有罪を認める?
3月20日、大谷選手が所属するロサンゼルス・ドジャースが韓国で開幕戦を2試合行った際に、初めて「水谷一平の窃盗疑惑」が報じられました。
約3週間前に始まったこの捜査は、急速に終結に向かっているそうです。
連邦判事の前で水原容疑者が有罪を認めれば、大谷選手が3月25日(日本時間3月26日)に記者団に語ったこれらのこと↓
僕自身は何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントにかけたりとか、それをまた頼んだりということはない。
僕の口座からブックメーカーに対して、誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません。
彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ皆に嘘をついていた。
彼(水原氏)の借金返済に同意していないし送金を許可したこともない。
「お金に関して何がおきているのか、まったく知らなかった」という大谷選手の証言を裏付けることになります。
水原一平容疑者の悪質な送金手口
検察当局は、水原容疑者が大谷選手の口座から当初告発された450万ドル(=2億5000万円)以上の金を盗んだ可能性がある証拠をつかみ捜査していました。
水谷容疑者は、渡米したてで英語も話せないうえにアメリカの金融機関の仕組みもわからない大谷選手が、銀行の口座開設を行う際に手助けをしていることから、送金の仕組みなどを熟知していたとのこと。
きっと、私たちがネットバンキングにアクセスするさいの「秘密の質問」的なものではないかと・・・
当局は「水原容疑者が大谷選手の銀行口座の設定を変更し、大谷選手が取引に関するアラートや確認を受け取らないようにすることができた」という証拠を掴んでいるようです。
また、大谷選手の声真似をして銀行に電話をかけて、大谷選手の個人情報を伝え銀行の担当者に「大谷本人」だと信じさせていたことも、残されていた録音の音声から確認が取れているようです。
水原容疑者が盗みを繰り返していた銀行口座は「大谷個人のものだから」という理由で、会計担当者や代理人などが使えないようにしていたそうです。
本当にかなり悪質な手口で、誰にも気づかれることなく24億5000万円ものお金を引きだしていたのです。
このような一連の水原容疑者の行為が「銀行をだました」として「銀行詐欺罪」という重い罪での訴追になったのです。
米メディア一斉に「検察は大谷の通訳が1600万ドルを盗んだ」と発表
ニューヨークタイムスの最新の報道によりますと・・・
ニューヨークタイムス大谷翔平選手の通訳をしていた水原一平氏が、ギャンブルの借金を返すために金を盗んだと検察が指摘し、銀行詐欺の罪で起訴された。
連邦検察当局は4月11日木曜日(日本時間4月12日金曜日)、大谷翔平選手が「大規模な詐欺」の被害に遭ったと発表。
野球界のスター選手の元通訳である水原一平氏が、大谷選手の人脈と英語を話せない事実を悪用し、自身のギャンブル中毒に餌を与えるがごとく、大谷翔平選手から1600万ドル(約24億5000万円)を盗むという大規模な計画を何年にもわたって指揮したとする詳細な訴状を発表した。
大谷翔平選手の口座から水原氏に450万ドルが振り込まれたという報道が出た直後の3月下旬に、大谷が世間に語ったことに間違いがないことを、捜査当局が提供した証言はほぼ裏付けている。
そのとき大谷選手は、「水原氏が自分から金を盗んだと信じていること」「自分自身はスポーツ賭博をしていないこと」を説明していた。
水原氏への疑惑が浮上したのはわずか3週間前のことだが、捜査のスピードが速かったのは、アメリカのスポーツ界が「大スター(大谷翔平)の賭博スキャンダル」に巻き込まれることを避けたかったからだと当局は認めている。
「この点を強調しておきたい」とカリフォルニア州中部地区連邦検事E・マーティン・エストラーダは言う。
「大谷選手はこの事件の被害者である」