大谷翔平選手の元通訳の水原一平被告を違法賭博の沼にはめて借金まみれにした違法賭博の胴元・マシューボウヤー容疑者(49歳・2024年8月2日現在)が司法取引に応じ罪を認めました。
マシューボウヤー容疑者は無許可でスポーツ賭博を運営しており顧客は700人を超えていたそうです。
マシューボウヤー容疑者の顧客の一人が水原一平被告でした。
水原一平被告は違法賭博サイトでの借金を穴埋めするために大谷翔平選手の銀行口座から勝手に約1700万ドル(日本円にして約25億円)を盗み、胴元のマシューボウヤー容疑者に不正送金していました。
マシューボウヤーが罪を認めたことにより大谷翔平選手にお金は戻ってくるのでしょうか?
マシューボウヤー罪を認め司法取引成立・水原一平の胴元
水原一平被告が大谷翔平選手の銀行口座から1700万ドル(日本円にして25億円)を盗んだ事件で、違法賭博の胴元・マシューボウヤー容疑者が司法取引に応じて罪を認めました。
今回、マシューボウヤー容疑者が認めた罪はこの3つです。
①違法なギャンブル事業の運営
②マネーロンダリング
③虚偽の納税申告書の提出
マシューボウヤーが認めた罪①違法なギャンブル事業の運営
マシューボウヤー容疑者は違法なギャンブル事業(ブックメーカー)を運営していたことを認めました。
2023年10月3日にマシューボウヤー容疑者の自宅が家宅捜索され、押収されたパソコンや携帯電話などから、違法賭博の顧客との膨大なやりとりの記録や違法賭博サイトのURLアドレスなど発見されました。
このウエブサイトはコスタリカに拠点を置いていたようです。
そのことがきっかけで水原一平容疑者が大谷翔平選手からお金を盗み続けていたことが発覚しました。
捜査当局によると、マシューボウヤー容疑者のこの違法賭博事業は2023年10月まで少なくとも5年間運営され、一時は700人以上の賭博参加者を抱えていたそうです。
マシューボウヤーが認めた罪②マネーロンダリング
マシューボウヤー容疑者は違法賭博の運営で得たお金をカジノを通じてマネーロンダリングしていました。
妻のニコールボウヤーやビジネスパートナーでアメリカのリアリティ番組の出演者であるライアンボヤジアン氏らと一緒に、カジノで豪遊していたこともわかっています。
マシューボウヤーが認めた罪③虚偽の納税申告書の提出
マシューボウヤー容疑者は違法賭博で得た所得を正しく申告していませんでした。
2022年の納税申告書で総所得が約60万7897ドル(約9200万円)と記載されていましたが、その年の未申告所得は403万938ドル(6億500万円)もありました。
このおよそ6億円の申告漏れは、連邦当局は違法賭博事業による所得だと述べています。
これには納税申告書には申告されていなかった水原一平被告からの銀行口座への電信送金380万ドルも含まれていました。
マシューボウヤー容疑者は利子と罰金を除いて160万ドル(2億4000円万円)の追徴課税を支払うことになりました。
マシューボウヤー容疑者が美人妻ニコールボウヤーとマネーロンダリングしていた記事はこちらからどうぞ↓
マシューボウヤー司法取引で再注目・水原一平の負債は?
水原一平被告は違法賭博の胴元・マシューボウヤー容疑者の運営するブックメーカーで少なくとも1万9000回の賭博行為を行っていました。
水原一平被告の違法賭博での収支は・・・
勝ち金額:1億4225万6000ドル(当時の換算レートで日本円で184億6000万円)
負け金額:1億8293万5000ドル(当時の換算レートで日本円で236億6000万円)
差し引きの負債額:4067万9000ドル(当時の換算レートで日本円で52億円)
水原一平被告はギャンブルでできた借金を穴埋めするために大谷翔平選手の銀行口座からお金を盗み、違法賭博の胴元・マシューボウヤー容疑者に不正送金していました。
その金額は日本円にしておよそ25億円と報じられ、世界中が驚愕しました。
水原一平被告に関しての記事はこちらからどうぞ↓
マシューボウヤー司法取引の訴状「元マイナーリーグの野球選手」だった!?
東スポが「マシューボウヤーが元マイナーリーグの野球選手」と報じた
マシューボウヤーが野球選手だったってこと!?
びっくり・・・!
これに関して詳しく知りたいと思い、マシューボウヤー氏の訴状を入手しました!
マシューボウヤーは野球選手ではなかった
今、アメリカの司法当局に提出された訴状を原文で見てみましたが、それによると、マシューボウヤー容疑者の顧客であり違法賭博の運営の仲間が南カリフォルニアを拠点とする野球チームのプロ野球選手「個人B」(=デビッド・フレッチャー)と、元マイナーリーグの野球選手「個人C」(=コルビーシュルツ)と書かれていました。
それを読み間違えて「マシューボウヤーが元マイナーリーグの野球選手だった」と東スポが間違えて報じたようです。
マシューボウヤーは元害虫駆除の会社を経営しており自己破産したことがありますが、野球選手だったという事実はありませんでした。
マシューボウヤーの経歴についてはこちらからどうぞ↓
マシューボウヤーの訴状・水原一平との「共通の友人」は誰?
マシューボウヤー容疑者の弁護士によると、マシューボウヤー容疑者は今年(2024年)3月に水原一平被告のブックメーカーを運営していることを認めていました。
また、マシューボウヤー容疑者と水原一平被告は「共通の友人」を通じて知り合ったそうです。
その共通の知人とはいったい誰なのでしょうか?
一番疑わしいのは、大谷翔平選手のエンゼルス時代の元同僚・デビッドフレッチャー選手です。
フレッチャー選手とと大谷翔平選手は、エンゼルスで6年間チームメイトでした。
フレッチャー選手は、水原一平被告の訴状に出てくる「ブックメーカー3」ことコルビーシュルツ氏と大親友だったそうです。
フレッチャー選手は、水原一平被告がマシューボウヤー容疑者と初めて出会ったサンディエゴのホテルでのポーカー大会で同席しています。
この時のことについてフレッチャー選手は「マシューボウヤー氏が違法賭博の胴元であることは知っていた。一緒にゴルフをしたこともある」と、MLBの調査に対して明かしています。
フレッチャー選手自身もマシューボウヤー容疑者の顧客だったことがわかっています。
フレッチャー選手に関する疑惑についてはこちらからどうぞ↓
マシューボウヤーの司法取引で大谷翔平にお金は戻ってくる?
マシューボウヤー容疑者が認めた罪はこの3つになります。
①違法なギャンブル事業の運営
②マネーロンダリング
③虚偽の納税申告書の提出
大谷翔平選手からお金を盗んでいたのはあくまでも水原一平被告で、マシューボウヤー容疑者は大谷翔平選手とは面識もなければ連絡を取ったこともありません。
マシューボウヤー容疑者は水原一平被告が送金したお金を受け取っていますが、水原一平被告と共謀して大谷翔平選手からお金を盗んでいるわけではないので、マシューボウヤー容疑者から大谷翔平選手にお金が戻ることはありません。
大谷翔平選手にお金を返す責務を負っているのは水原一平被告だけです。
水原一平被告はおそらく一生かかっても25億円もの大金を返せる見込みはありませんので、大谷翔平選手にお金が戻る可能性は極めてゼロに近いと言えそうです。
マシューボウヤー氏と水原一平の関係がわかる「水原一平の訴状全文(英語原文)のテキストメッセージ翻訳記事」を見てください↓